あるブログで知った廃神社。山中というのは、山のなかにあるという意味ではない。かつて山中という村があったらしい。(現在は廃村となっている。)ネットで検索してもMAP上には出てこない。廃村というのとそれらしいエリアを特定して、ストリートビューで探すこと2時間弱。実際訪れた際には、ブログに載っている写真よりさらに草木に埋もれ通り過ぎる事数回。やっと見つけた参道は全く草で見えない状態。前日に降っていた雨の為、滑る足元に注意しつつ登ると、ブログにあったように大きく傾いた社があった。いったい、ここに祭られていた神様はどこに行ったのか?実に痛ましくもあり、逆におごそかでもあり、このまま時間とともにさらに埋もれていくことを考えると寂しく、なんともやるせない。
右側の灯篭、中央の階段は植物に覆われ尽くされ、車で移動しながら探していると周りの木々に埋もれて見逃してしまう。階段はあるブログで見た写真での予備知識が無ければ、そこが階段であることさえわからないほど。その存在を知っていても階段を認識するのに目を凝らして見回したほど。
草に覆われた階段はすでにただの崖の様で、下から見上げると大きく傾いた社が見える。
灯篭と道路を挟んで反対側に鳥居がある。背丈以上の草木と倒木で鳥居に行くことが困難だが、通常鳥居をくぐって社に行くのだろう。何でその中間を道路が横切っているのか??道路自体そんなに新しいとは思えない。この神社が廃神社になってから道路が作られたのだろうとは思うのだが・・鳥居の先の参道も草木の為、確認ができない。